税務便利帳 for iPhone

概要と特長

 このアプリケーションは、公認会計士、税理士、FP技能士、中小企業診断士などの職業専門家、会社の経理・財務担当者、金融機関にお勤めの方、その他一般の人びとが、税金に関連する計算をいつでも簡単に行うことができるように提供されたものです。

 なお、当ソフトウェアは税金の概算を迅速に計算するため、条件入力を極力省いております。計算結果はあくまでも参考程度にご利用下さい。このアプリケーションを利用することによって受けた損害については、当社は責任を負わないものとします。

メインメニュー

 「税務便利帳 for iPhone」は、以下に掲げる21種類の機能を持っています。アプリケーションを最初に起動すると、メニュー画面が表示されますので、各機能のボタンをタップすることにより、それぞれの機能へ進むことができます。機能は「所得税」「その他」「税以外」に分類されており、タブで分類を選択することができます。

1.所得税等概算
2.給与年金控除
3.保険料控除
4.扶養控除計算
5.配偶者計算
6.本人控除計算
7.簡易給与計算
8.退職金計算
9.給与源泉計算
10.賞与源泉計算
11.法人税等・中小
12.法人税等・大
13.償却率
14.相続税計算
15.贈与税計算
16.印紙税
17.ローン計算
18.借入限度計算
19.年号変換
20.年齢調べ
21.日数計算

 なお、アプリケーションを2回目以降に起動した場合には、前回終了時に表示されていた機能を自動的に表示します。

1.所得税等概算

 「所得税等概算」は、課税所得金額から所得税、住民税などの概算を計算する機能です。厳密には、所得税と住民税では課税所得の計算方法が異なりますが(基礎控除や保険料控除など)、あくまでも概算の結果を知りたい場合にご利用ください。

 「事業所得」欄には、事業税がかかる事業所得を入力します。事業税の非課税事業がある場合には、「その他所得」欄に入力してください。

 「給与収入」欄には、給与所得の収入金額を入力します。これにより、自動的に給与所得控除後の金額で所得税等の計算を行うことを可能にします。

 「その他所得」欄には、事業所得、給与所得以外の所得を入力します。

 「所得控除」欄には、所得控除額を入力します。所得控除には、雑損控除、医療費控除、社会保険料控除、小規模企業共済等掛金控除、生命保険料控除、地震保険料控除、寄付金控除、障害者控除、寡婦(夫)控除、勤労学生控除、配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除、基礎控除の14種類があります。

 「計算!」 ボタンをタップすると、所得税、住民税及び事業税と、その収入金額に対する実質税率を表示します。

2.給与年金控除

 「給与年金控除」の機能は、給与所得や雑所得(公的年金等)で認められているみなし経費の計算を行う機能です。給与所得者(サラリーマン)は、一定割合の控除額を給与収入から差し引くことが認められていますが、その複雑な計算を簡単に行う機能です。

 「収入金額」欄に給与又は公的年金等の収入金額を入力し、どちらの控除を計算するのか(公的年金等の場合には納税者が65歳以上であるかどうか)を指定してください。

 「計算!」ボタンをタップすると、給与所得控除又は公的年金等控除の額と所得金額を計算します。

3.保険料控除

 「保険料控除」は、生命保険料控除と地震保険料控除を計算する機能です。

 「一般の生命保険料」、「個人年金保険料」、「地震保険料」、「長期損害保険料」の各欄には、それぞれの支払額を入力してください。長期損害保険料は、平成18年12月31日までに締結し、平成19年1月1日以後に契約等を変更していないものに限られます。

 「計算!」ボタンをタップすると、生命保険料控除と地震保険料控除を計算します。

4.扶養控除計算

 「扶養控除計算」は、年末調整や確定申告の際に計算する扶養控除の金額を簡単に計算するための機能です。

 「一般・特定・老人」の各欄には、一般扶養親族、特定扶養親族、老人扶養親族の人数を入力してください。また、老人扶養親族のうち、納税者又は配偶者の直系尊属で、納税者又はその配偶者との同居を常況としている場合には、「うち同居」欄に人数を入力してください。

 「障害者・特別障害者」の各欄には、障害者、特別障害者の人数を入力してください。また、控除対象配偶者や扶養親族が、特別障害者に該当し、かつ、その者が納税者又は納税者と生計を一にする親族のいずれかと同居を常況としている場合には、「うち同居」欄に人数を入力してください。

 以上を入力して、「計算!」ボタンをタップすると、扶養控除の額を計算します。

5.配偶者計算

 「配偶者計算」は、所得税計算における配偶者特別控除と配偶者控除を計算する機能です。

 「配偶者の種類」は一般又は老人を選択してください。

 「障害者区分」は通常、障害者、特別障害者を選択し、特別障害者の場合には同居しているかどうかを指定してください。

 「配偶者の所得」は、配偶者の所得金額(収入金額から必要経費を差し引いた金額)を入力してください。

 「計算!」ボタンをタップすると、配偶者特別控除と配偶者控除を計算します。

6.本人控除計算

 「本人控除計算」は、本人の属性に係る障害者控除、寡婦(夫)控除、勤労学生控除、基礎控除の合計額を計算します。

 本人が、「障害者」、「特別障害者」、「寡婦」、「特別の寡婦」、「寡夫」、「勤労学生」に該当する場合には、該当項目を選択してください。

 「計算!」ボタンをタップすると、所得控除額を計算します。

7.簡易給与計算

 「簡易給与計算」は、新しく従業員を雇うとき、又は給与を改定するときに、従業員の手取額及び会社負担額の概算を簡単に知るための機能です。

 「総支給額」欄には、基本給のほか、諸手当(非課税通勤手当以外)の合計額を入力します。

 「通勤手当」欄には、非課税通勤手当の額を入力します。

 「介護保険」は、従業員が40歳以上65歳未満である場合に選択チェックします。

 以上を入力して、「計算!」ボタンをタップすると、各種控除額及び本人手取額と会社負担額を表示します。健康保険や厚生年金は、総支給額と通勤手当の合計から標準報酬を算定して計算してあります。これらは実際には算定基礎や月額変更によって決定しますので、あくまでも給与計算の概算としてご利用下さい。

 「健康保険」「厚生年金」「雇用保険」は加入しているものをONにしてください。

8.退職金計算

 「退職金計算」は、退職金額から、源泉所得税と特別徴収住民税を差し引いた手取金額を計算する機能です。勤務年数は、年単位で入力し、1年未満の端数は切り上げとなります。例えば、勤務年数が5年3ヶ月の場合には、入力すべき勤務年数は6年となります。

 「計算!」ボタンをタップすると、所得税、道府県民税、市町村民税、手取金額を計算します。

9.給与源泉計算

 「給与源泉計算」は、社会保険料控除後の給与金額から甲欄・乙欄の源泉所得税を計算する機能です。

 「計算!」ボタンをタップすると、源泉徴収税額と差引金額を計算します。

10.賞与源泉計算

 「賞与源泉計算」は、社会保険料控除後の賞与金額から甲欄・乙欄の源泉所得税を計算する機能です。前月の給与の入力が必要です。

 「計算!」ボタンをタップすると、算出率、源泉徴収税額、差引金額を計算します。

11.法人税等・中小

 「法人税等・中小」は、事業年度末日における資本金の額が1億円以下の中小法人の法人税額・住民税額・事業税額を計算します。

12.法人税等・大

 「法人税等・大」は、事業年度末日における資本金の額が1億円を超えるの大規模法人の法人税額・住民税額・事業税額を計算します。

13.償却率

 「償却率」は、耐用年数に応じた定額法および定率法の償却率を計算します。

14.相続税計算

 「相続税計算」は、相続税額を計算します。

15.贈与税計算

 「贈与税概算」は、贈与を受けた人が翌年3月15日までに申告納付する贈与税の税額を計算するためのものです。

 「財産金額」欄には、贈与を受けた財産の時価を入力します。「うち住宅取得資金」欄には、住宅取得資金の額を入力します。「配偶者控除」欄には、配偶者控除の金額を入力します。

 「計算!」ボタンをタップすると、納付すべき贈与税の額を表示します。

 特別障害者が贈与を受けた場合には、軽減制度があります(当機能では計算されません)。また、相続時精算課税制度を適用する場合には、この機能では計算できません。

16.印紙税

 「印紙税」は、印紙税額表を表示する機能です。課税文書にタッチすると、税額表が表示されます。

17.ローン計算

借入金額、年利率、返済回数(月数)から、元利均等返済による毎月の返済額と総返済額を計算します。ボーナス返済を入力すると、その分だけ6ヶ月ごとに返済する計算を行います。

18.借入限度計算

毎月の返済予算、年利率、返済回数(月数)から、借入限度額と総返済額を計算します。

19.年号変換

 「年号変換」は、和暦と西暦を相互に変換する機能です。明治以降に対応しています。税務書類は和暦で表示することが多いのですが、「扶養控除等申告書」などに生年月日を西暦で記入してしまう人がいます。そんなときには、この機能を利用して下さい。

20.年齢調べ

 「年令調べ」の機能は、生年月日から年令を割り出す機能です。誕生日になると満何才になるのかを教えてくれます。

 生まれた年は西暦と和暦(平成・昭和・大正・明治)のどちらにも対応しています。

21.日数計算

 「日数計算」の機能は、延滞税や利子税の計算をするための日数をカウントする機能です。また、目標管理にもご利用ください(試験まであと何日・・・とか)。

トップ製品ご購入ダウンロードサポート会社概要

本サイトに記載されている製品名は、一般に各メーカーの登録商標あるいは商標です。